2024.1.7 ソロリサイタル】

 

38回目のソロリサイタルを、横浜みなとみらい小ホールで開催しました。

 

ヴィヴァルディ:「四季」より「冬」第2楽章

チャイコフスキー:「四季」より「1月 暖炉のそばで」

山田耕筰(平野真奈編曲):ペチカ

グリーグ:「抒情小曲集」より「子守歌」「トロルハウゲンの婚礼の日」

シベリウス:「5つの小品(樹木の組曲)」

ピピヤラの花咲く時/孤独な松の木/はこやなぎ/白樺/もみの木

 

・・・・・・・・・

 

ショパン:「ノクターン第2番」(少し装飾の多い版で演奏しました)

ショパン:「幻想即興曲」

 

ショパン(ライネッケ編曲):「ラルゲット(ピアノ協奏曲第2番 第2楽章)」

 

ショパン:「子守歌」

ショパン:「舟歌」

 

〈アンコール曲〉

ショパン:「小犬のワルツ」

文部省唱歌(川口晴子編曲):「冬景色」

 

元旦に能登半島地震が発生、翌日には羽田空港での航空機事故がありました。

大きな災害や事故があると、やはりコンサートどころではない雰囲気にさいなまれます。

気持ちを強く保つのに、とても苦心しました。

 

…13年前の東日本大地震のことを思い出しました。

震災のあった3月中は、ほとんどのイベントや公演が、自粛による中止に追い込まれていました。

リサイタルのあった4月には少しずつ開催されるようになりましたが、計画停電にも振り回され、私も神経をすり減らしました…

 

でも、その苦い経験から、「まずは今やるべきことに集中する」ことの大切さを学びました。

今回も、その学びが自分を支えてくれたように思います。

 

4年ぶりのリサイタル。

コロナ禍とホールの工事休館、利用抽選に外れ続けたこともあり、4年ぶりの開催になってしまいました。

常連になってくださっていたお客様にはご状況が変わってしまった方も少なくなく、集客にとても苦心しました。

 

それでも、いざステージに出てみると、客席の雰囲気がとてもあたたかいのです。

13年前も同じでした。

ステージからお客様のお顔までは判別出来ませんが、雰囲気はかなり分かるものです。

そのあたたかさに包まれるような気持ちで演奏出来て、救われる思いでした。

 

お客様からのご感想も好評で、ホッとしました。

プログラム構成を褒めていただけることも多かったです。

グリーグの「子守歌」とショパンの「子守歌」では、聴き比べも楽しんでいただけたようでした。

 

一番嬉しかったのは、ピアノ講師の先輩から「体幹がしっかりしている」と言われたこと。

小柄な分、身体の使い方はいつも課題ですが、自分の中での方向性が見えてきました。

 

 

【2024.1.1 スタジオ練習】

 

今年の事初めはスタジオ練習です。

2020年、2022年と偶数年は年明けにコンサートがあり、

元日の練習はスタジオを利用してきました。

今日も、1/7のリサイタルプログラムを通し練習です。

 

これまで借りてきた横浜のスタジオは元日の営業をやめてしまったため、

都内で展開している「スタジオノア」の「都立大学ピアノスタジオ」を借りました。

ヤマハグランドピアノC3Aが入っている部屋で2時間練習。

一番リーズナブルな5帖の部屋を借りましたが、壁には大きな鏡に小窓もあり、

小部屋でも全く圧迫感がありませんでした。

部屋の響きも心地よく、弾いていて耳が疲れません。

 

本番だと思って通し、録画しました。

まだ肩に固さが残るものの、あちこちの修正は出来てきました。

リサイタルまで、疲れを溜めないよう、リラックスして過ごしたいと思います。

 

 

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